簡さんは歯の不調を訴え黄先生を訪ねました。
約半年前とある歯科医師の方に14本の
インプラントを埋入してもらいましたが、
それからずっと噛み合わせの調子がよくありませんでした。
レントゲンで診断すると、
いくつもの人工歯根が直接副鼻腔に
打たれていることに気付きました。
三ヶ月間観察すると
副鼻腔に打たれているインプラントが
一本ずつ落ちていました。
数えてみると5本ほどありました。
簡さんはとても親切で礼儀正しく
簡さんのご家族の方も僕の元へ
定期的に歯の検査をしに来てくれます。
簡さんの歯を元々通られていた歯科医師の方に治療してもらうよりも
僕自身がこの困難な失敗例をきちんと
対処した方がいいと思いました。
(以下左側を例として、治療過程を紹介します)
奥歯エリアのインプラントは、
副鼻腔の問題を気を付けながら処理していきます。
一般的に言えば、
サイナスリフトは絶対に外せないステップです。
レントゲンを見ると分かりやすく
サイナスリフト後、骨の量が増えています。
骨の条件が十分にそろっています。
人工歯根でインプラントを太く大きく出来ます。
そうすることで確実に奥歯の強い咬み合わせの力に
耐えることが出来ます。
新しい骨が生えるのを待ったら、入れ歯を製作することができます。
右側部分も同じ方法です、一歩一歩インプラントを
完成していきます。
治療前後比較
見てみると元々の細くて短い人工歯根を太く、長くしただけです。
ただし一年以上もの時間を使い、治療して来ました。
やるなら最も良いものを作るべきだと
僕は思います。
医師にとって
100人の患者がいたら一人は失敗します。
医師の成功率は99%です。
でもこの1パーセントの失敗してしまった患者様の
生活には100パーセントもの影響があります。
深く用心することです。
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