水平埋伏智歯は
文字通り水平に生えている親知らずのことです。
診察中約50%の患者様が
異なる程度の水平埋伏智歯の症状が出ています。
もしも抜歯しないと、歯の間の隙間を
きれいにすることが出来ません。
ひどい虫歯になりやすくなります。
今回は、親知らずによって引き起こされたいくつかの悪い
症例を共有したいと思います。
ケース1
沈さんは歯痛のため診察を受けに来ました。
レントゲンで見ると水平埋伏智歯によって
臼歯がひどい虫歯を引き起こしていました。
水平埋伏智歯を抜いた後、臼歯の根管治療を行います。
ケース2
左側の親知らずが虫歯になってしまい穴があいています。
前の臼歯も虫歯で大きな穴があいています。
最後に親知らずを抜き、臼歯に根管治療を行います。
ケース3
林さんは来院時両側の奥歯エリアに痛みを感じていました。
元々生えていた水平埋伏智歯を処理していませんでした。
なので両側の臼歯に大きな虫歯を引き起こしていました。
最後に両側の親知らずを抜き、
両側の臼歯を根管治療し被せ物を製作します。
ケース4
李さんは来院時、右側の臼歯が完全に虫歯で
大きな穴が空いていました。
細菌が歯茎に侵入し歯茎の炎症を引き起こしました。
最後に親知らずと臼歯を抜いた後
インプラント治療を進行してから咬み合わせを調整します。
<黄先生の豆知識>
診察中
常に水平埋伏智歯で臼歯が虫歯を引き起こしている
患者さんに遭遇します。
上の症例を見ると分かります。
治療方法は親知らずを抜くことです。
臼歯が軽い虫歯だと根管治療だけで構いませんが
重い虫歯だと歯を抜かなければなりません。
悲劇を繰り替えさないように
症状がない時に親知らずを抜くことを強くおすすめします。
もしも引きずって前の臼歯まで虫歯になってしまうと
それこそ非常に残念です。
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